熊野本宮 人物風土記
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 熊野古道カリスマ語り部
    
さかもと いさお
    坂本 勲生さん


平成16年2月、観光振興の為に活躍する地域リーダーとして、「観光カリスマ」に選ばれた坂本さん。
(現在、観光カリスマは和歌山県内では2名。)
 
語り部のカリスマとして認定され、本宮の熊野古道の語り部の第一人者として、時に古文書の解説を挟みながらその卓越した知識で古道案内を行う。ときには古道歩きツアーのタイトルが「坂本先生と歩く熊野古道」となっていることも。
本宮町語り部の会会長として活躍し、毎日を忙しく過ごされている。

写真は三軒茶屋跡でガイドする坂本さん。画面左下の石碑には 「みぎ かうや(高野山) ひだり きみい寺(紀三井寺」 と書かれている。高野山からの小辺路、紀三井寺からの中辺路との分岐点を示す道標である。
語り部さんと歩く熊野古道

おもてなしの心で、語りたい   
坂本さんは1948年に和歌山県教員となり、小中学校にて40年間教鞭をとられました。本宮町三里中学校校長を最後に退職されたあと、紀州語り部の会に入会し、現在は本宮町語り部の会会長に就任され、ご活躍を続けられています。

「熊野古道の道案内として、語り部は重要な存在となっています。
単なる観光でなく、歴史を踏まえて深く知ってもらいたい。
地元町民すべてが語り部となり、おもてなしの心でお迎えする必要がある。
【本宮町民すべてが語り部】
そんな日が来る事を夢見て今日も歩いているのです。」

 本宮の先生からカリスマ語り部へ

 坂本さんは語り部の会会長として現地研修会などを開催し、自ら資料収集、冊子の編集から講師まで幅広く
 行いながら語り部の養成と会員のレベル向上に努めている。 もともと、小中学校教員時代より本宮町の
 歴史を研究し、地域の歴史や史跡を教材に取り入れた授業を実施するなど、本宮町の歴史に造詣が深いと
 いうことから、古道ガイドを始められた。
 しかし、熊野古道の道中にある王子社についての説明がまだまだ不十分な事を痛感し、説明内容を充実すべ
 く精力的に活動を行っている。

 語り部の手配・詳細については 熊野本宮語り部の会(熊野本宮観光協会)まで 

ゆっくり、ゆっくり歩いてほしい・・・ 熊野古道の魅力

 平成13年に放映されたNHK朝の連続テレビ小説【ほんまもん】では、熊野古道の「伏拝王子」「発心門王子」周辺が舞台となり、観光客が増加した。そして、平成17年には世界遺産登録となり観光客は増加の一途をたどっている。今では1日に2回語り部をすることもあるという。 
 ツアーで熊野古道歩きを楽しむことも悪いことではないが、もっとゆっくりとしたペースでで古道を歩いてほしい。歩くことそのものが目的ではなくて、そこから何かを感じることが熊野の魅力ではないだろうか?

 坂本さんは本宮町史編纂においても編纂室長としてご尽力され、「古代中世史料編」「文化財編」を完成に、本宮の歴史を語る上でも忘れられない存在となっている。

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